平成13年度:大江町立本郷西小学校
第3,4学年・学級通信 はくしゅ
bS1 2001.6.13
道徳:は げ
◇数えてみると、今日は8回目の道徳です。
特別に、水曜日の5校時目の授業です。
「最近、自分はどんな呼ばれ方をしましたか。 ノートに書きなさい。」
ちなみに、Yさんは、7種類でした。こんな具合です。・・・・・「Y」「Y〜」「Y君」「Yチュ」「Yちゃん」「バブちゃん」「Yねぇ」名前は一つしかないのに、ね。
書いたものを全員に発表してもらいました。
「でも、言いたくないものは、発表しなくて いいですよ。」
と言うと、6人は「言いたくないものがある」と発表しませんでした。
何か理由があるのでしょう。
「この子は、小学校1年生の女の子です。何と呼ばれたでしょう。」
・・・・・正解は、「はげ」です。
作文をみんなに少しずつ分担して読んでもらいました。気になるところに赤鉛筆で線を引きながら。
「気になる部分を発表しましょう。なぜ気になるのかの理由も言いましょう。」
今日、最も時間をとった部分です。
もちろん、線を引いた部分は様々です。理由も様々です。考えさせられる作文であるだけに、たくさんの「気になること」が発表されました。
私も気になることを発表しました。
「3段目の最初の所、“かなしいかおになったの”。お母さんの悲しみがよくわかります。」
「同じく3段目。“おかあさんも、ひろえちゃんにおれいのてがみをかいたよ。”自分の娘のことなのに、本当に感謝したんだろうね。」
どうも、親の立場で読んでしまっていますね、私は。
◇昨日、「自分の名前のついたわけ」というテーマで自学を書かせました。代表して、T君、A君、K君、Yさん、Mさん、Mさんの名前の理由を読みました。
◇最後に、感想を書かせました。
「先生は、友達のことをちゃんと名前で呼べる人間になってほしいと思ってるんだ。それが、人を大切にすることにつながるんだな。」
書いてる子供たちに向かって、こんなメッセージもしました。
《Yさん》
泉ちゃんは、「はげちゃん」と言われてかわいそうだと思いました。でも、先生やひろえちゃんはやさいしいと思った。私は「はげ」と言われるのもいやだし、へんなあだ名で言われるのもいやだから、自分の名前を大事にしたいです。
《Nさん》
かわいそうだなあと思いました。病気なのに、がんばってるのに。ちゃんとした「泉」という名前があるのになあ。